母乳育児に思わぬ注意点 1歳以降はビタミンD不足になりやすい

母乳育児に思わぬ注意点 1歳以降はビタミンD不足になりやすい
2016/3/12 11:30 エイジングスタイル
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カナダ、トロント大学の研究者らは、
1歳を過ぎた子どもに母乳を与えている場合、
母乳以外の食事を摂取していても、
ビタミンDが不足している恐れがあるとの研究成果を発表した。

乳幼児のビタミンD不足は、
骨の変形を引き起こす「くる病」の原因となる。

栄養失調が原因とされ、戦後は減少したが、
ビタミンDが少ない母乳での育児の推奨や日光浴(紫外線)を避けるようになったため、
再び症例数が増加しているとされている。

研究は、カナダで実施されている、
0~6歳まで子どもの健康状態にかんする大規模追跡調査「TARGet Kids」を利用し、
2011年9月から2013年8月までの間、
健康な1~5歳児4533人の母乳摂取状況と、ビタミンD量の関係を分析。

ビタミンD量は、血液中の「カルシフェジオール」というホルモンの濃度から算出している。

その結果、2歳まで母乳を与えられていた場合は、
1歳までの子どもに比べビタミンD量が16%低下、3歳までの場合は29%低下していた。

母乳以外に、離乳食や固形食も食べていた子どもでもビタミンD不足が確認されているが、
1歳以降に母乳ではなく、人工乳を与えていた場合は、ビタミン不足は見られなかったという。

研究者らは母乳育児にもメリットはあるとしつつ、
「1歳以降も母乳を与える場合はビタミンDのサプリメントも飲ませるべき」とコメントしている。

発表は、米国公衆衛生協会誌「American Journal of Public Health」オンライン版に、2015年12月27日掲載された。

 

親子の愛情の証として、母乳を長い期間与える風潮や、
日光に当たり過ぎは良くない⇒当たらない方が良いという時代の流れが影響しているようです。

記事中にもありますが、
1歳以降は人工乳(いわゆる粉ミルクの類)を与えるほうが良さそうですね。

ビタミンDは、骨を形成する大事なビタミンです。
お母さん自身が不足しているとしたら、これも問題です。

葉酸サプリにおいても、より多くのビタミン・ミネラルの摂取を推奨していて、
その中でビタミンDを含有しているサプリは、以下の2つです。

 【ベルタ葉酸サプリ】

 妊婦さんに必要な葉酸400μgが摂取できるサプリメント【美的ヌーボプレミアム】

当サイトでも人気がある上記のサプリは、
こういった点でも、既に先手を打ってきますね。

さすがです。

選ばれているには、理由がある。

この言葉を痛感します。